PSP版"真・女神転生 デビルサマナー"合体事故

365Xにおける希少悪魔

このコーナーでは"数撃ちゃ当たる"作戦に対する

"悪魔別事故リスト"に基づいた視点での"出にくい悪魔"に関するピックアップを行っていく。

  • 初出現事故位置(1000以上)
  • 1000-1999 マリシテン(1311),ラーフ(1357),アブラクサス(1074),サンダルフォン(1616),ランダ(1018),ゲーデ(1727),ヴェータラ(1265),アンズー(1038),パトリムパス(1461),ヴィゾフニル(1878),クー・フーリン(1051),ケツアルカトル(1212),ティール(1461),ホラワカ(1043),ザックーム(1687),ナーガ(1212),プルキシ(1364),ビフロンス(1452),ナキサワメ(1971),ヨモツイクサ(1823),サラマンダー(1574),キクリヒメ(1560),カラドリウス(1229),ドワーフ(1248),インフェルノ(1074),イツマデ(1616),オキクムシ(1043),スイコ(1188),アシナガ(1333),ニギミタマ(1727),ノーム(1823),マンドレイク(1643),ヨモツシコメ(1333),シーサー(1452),ワックスワーク(1574),キジムナー(1178),ワイラ(1478),バー(1106),ウブ(1043)
    2000-2999 キュベレ(2228),イルルヤンカシュ(2135),ジャンヌ・ダルク(2361),アズラエル(2204),ハオマ(2455),ダーキニー(2070),ピュートーン(2935),ククノチ(2935),カワンチャ(2926),カマプアア(2401),プリンシパリティ(2294),アルラウネ(2043),オシラサマ(2070),ネコマタ(2361),リャナンシー(2135),スケアクロー(2043)
    3000-3659 ヤリーロ(3098),バジリスク(3284),クシミタマ(3343)

    "レア悪魔"と呼ぶに相応しい最低条件とは何か…と言われれば真っ先に考えられるのが、"必要合体回数が多い"というもの。
    特に回数を示すならば"1000回"というのが候補に挙がるのではないだろうか。
    ただし実際には合体を繰り返す過程で"事故悪魔判定"によるスキップが何十と行われている事を考慮すると、"厳密には1000回を示している訳ではない"という点だけは一応述べておく。

    結果を見てみると、#1000台が39体,#2000台が16体,#3000台が3体で計58体がエントリーされたという事になる。
    "事故悪魔判定"の結果として登場する悪魔の総数が254(英雄はカウントする、例外判定時限定のスライム,???はカウントしない)なので。
    割合としては約22.8%が"レア悪魔"に相当すると言える、以外に多い(笑)。

  • 3身合体でしか出現しない
  • ゲーデ,ペリ,バジリスク,インティ,ケツアルカトル,カワンチャ,ナキサワメ,タナトス,ヌエ,コンス,ヘアリージャック

    "同大種族3身は面倒だから2身で頑張ろう"そう心に決めた瞬間縁が切れるのが上記11体の悪魔達である。
    敢えて言うなら、主Lvが11未満で"シャドウジャック"を装備してフグルマ戦を迎えるのはデビサマ随一の難業である。

  • 出現主Lv幅(10以下)
  • 10 ペリ,アマゾーン,タナトス,スイコ,ニギミタマ
    9 ショウジョウ
    8 ヤリーロ,ナキサワメ,スチュパリデス
    6 ハオマ
    5 ピュートーン
    4 タトゥーマン,カマプアア
    3 ダーキニー,ケツアルカトル
    2 カトブレパス,ククノチ
    1 バジリスク

    該当Lvが主Lv-15〜+5だと知り、いざ合体!!と心に決めた瞬間"お前はもう死んでいる"フラグが立ちやすいのがこれらの悪魔。
    恐ろしいのが無継承ニギミタマで、Lv25に達した時点で作成不能になる。

  • 出現パターン数(3以下)
  • 3 アンズー,カトブレパス,ピュートーン,ユルング,クルースニク,ヤリーロ,タイホウ,フォービ,オオミツヌ,タトゥーマン,ホラワカ,カワンチャ,ヨモツイクサ,タナトス,サラマンダー,オセロット,プリンシパリティ,アルラウネ,ニスロク,スイコ,ニギミタマ,カイチ
    2 イルルヤンカシュ,パトリムパス,バジリスク,カマプアア,ナキサワメ,スチュパリデス,ショウジョウ,ヌエ,クシミタマ,ヘアリージャック
    1 ジャンヌ・ダルク,ハオマ,ダーキニー,ククノチ,ケツアルカトル,ネコマタ

    パターン数が少ないということは、スカした場合取り返しが付かない場合が多い事を意味する。
    もしMAG補給中に丁度事故地点を過ぎてしまったら…考えるだけで恐ろしいものがある。

  • 総合
  • ここで上記の四項目を総合して出にくい順にリスト化してみよう。
    それぞれの項目に対するイメージから以下の式を用いて"出にくさ"の数値化を試みる。

    pt=初出現事故位置*3身限定[真なら2,偽なら1]*(21/出現主Lv幅)*8/(出現パターン数[4以上は4]+4)

    イメージ:初出現事故位置を基本値とし、3身限定ならとりあえず2倍、出現主Lv幅は最大21なのでその逆数倍、出現パターン数3以下なら2倍に届かない程度で補正(3身限定だと絶対出る,出ないのに対し、出るか出ないか判らない程度を想定)、といった具合。

    尚、pt<1kの場合はリストから除外する。

    RANK 悪魔 pt
    1 Lv43バジリスク 183,904
    2 Lv42ククノチ 49,308
    3 Lv41ケツアルカトル 27,148
    4 Lv51ダーキニー 23,184
    5 Lv34カマプアア 16,807
    6 Lv51ピュートーン 14,088
    7 Lv33ナキサワメ 13,797
    8 Lv51ハオマ 13,748
    9 Lv52カトブレパス 11,976
    10 Lv48ヤリーロ 9,294
    11 Lv35カワンチャ 6,688
    12 Lv30クシミタマ 4,457
    13 Lv25ネコマタ 4,175
    14 Lv20ニギミタマ 4,144
    15 Lv51ペリ 3,901
    16 Lv54ジャンヌ・ダルク 3,777
    17 Lv55ゲーデ 3,454
    18 Lv22スイコ 2,851
    19 Lv29プリンシパリティ 2,621
    20 Lv11ヘアリージャック 2,517
    21 Lv32タナトス 2,376
    22 Lv28アルラウネ 2,334
    23 Lv62キュベレ 2,228
    24 Lv53アズラエル 2,204
    25 Lv23リャナンシー 2,135
    26 Lv24イツマデ 2,121
    27 Lv32ヨモツイクサ 2,083
    28 Lv27オシラサマ 2,070
    29 Lv3スケアクロー 2,043
    30 Lv22アシナガ 1,999
    31 Lv49パトリムパス 1,948
    32 Lv45ヴィゾフニル 1,878
    33 Lv20ノーム 1,823
    34 Lv32サラマンダー 1,798
    35 Lv38ザックーム 1,687
    36 Lv18マンドレイク 1,643
    37 Lv60サンダルフォン 1,616
    38 Lv11ワックスワーク 1,574
    39 Lv31キクリヒメ 1,560
    40 Lv26ニスロク 1,553
    41 Lv37プルキシ 1,507
    42 Lv17トルソー 1,486
    43 Lv31ヌエ 1,482
    44 Lv9ワイラ 1,478
    45 Lv51ヒュプノス 1,473
    45 Lv17ヨモツシコメ 1,473
    47 Lv39ティール 1,461
    48 Lv33ビフロンス 1,452
    48 Lv12シーサー 1,452
    50 Lv41インティ 1,384
    51 Lv66ラーフ 1,357
    52 Lv71マリシテン 1,311
    53 Lv54ヴェータラ 1,265
    54 Lv26ドワーフ 1,248
    55 Lv30カラドリウス 1,229
    56 Lv38ナーガ 1,212
    57 Lv49プロメテウス 1,193
    58 Lv39ホラワカ 1,192
    59 Lv53アンズー 1,186
    60 Lv8キジムナー 1,178
    61 Lv7バー 1,106
    62 Lv5ウブ 1,095
    63 Lv26インフェルノ 1,074
    63 Lv65アブラクサス 1,074
    65 Lv43クー・フーリン 1,051
    66 Lv23オキクムシ 1,043
    67 Lv59ランダ 1,018
    68 Lv43アマゾーン 1,012

    さて、結果を見てみると上位の面子は"出現主Lv幅"でエントリーされたものばかり。
    この項目は10以下なら2倍以上の補正となるので、各補正項目の中で最も影響が大きいのだ。
    中でも主Lv38限定、3身合体限定、パターンが2つしかない、3000回以上必要というバジリスクは全てのレア要素においてほぼ究極の条件を満たしている。
    それ以下の10位以内の悪魔も5倍〜20倍の補正を受けてるのがチラホラ。
    逆に"初出現事故位置"が全悪魔トップなのに補正系が皆無のクシミタマは10位にも入らない。

    一方で明らかに不遇(?)を受けている悪魔が存在する、それはスケアクローだ。
    まずスケアクローの初出現事故位置は#2043であるが、この場合は主Lvが1でないとスケアクローは出来ない、何とも非現実的である。
    ならば2057の3身はどうかというと、条件である主Lv12以下の状態で同族3身合体を実行するにはスケアクロー×ガキ×ポルターガイストの組み合わせしか無く、これだと事故結果と所持悪魔が同一なので事故が起こせないのだ。
    よって結局主Lvが8か9の時#2992でキジムナー×ピクシー×ナハトコボルトをダミー現象を利用して実行するのが現実的な初出現事故と言える(どこがw)。
    この例のように対象のLvが低いと、合体の組み合わせが少なかったり(召喚頻度上昇)、組み合わせ自体の下限Lvに作用される影響で出現主Lv幅が非常に狭い訳で、実際の所はもっと上のほうにランクインして然るべきなわけである。
    まあ、エナジードレインを利用してLv1にしたデータを基に想定しているのだから、非現実的なのも当然か。

    また、全体的な傾向としてLv20〜50台の悪魔が上位、60以上か20以下は下位に集まっている。
    これもやはり補正系項目が関係しているのだが、そもそも補正系項目と主Lvの間にはどの様な関係があるのだろうか。

  • Lv別悪魔分布(左)と主Lv別判定範囲内事故悪魔候補数(右)
  • YX Y0 Y1 Y2 Y3 Y4 Y5 Y6 Y7 Y8 Y9
    0X 0 0 2 1 2 2 2 2 3 3
    1X 3 2 2 2 2 3 3 5 6 3
    2X 4 3 3 4 3 5 5 4 2 3
    3X 5 4 7 4 4 4 4 5 3 5
    4X 6 4 3 7 4 5 3 4 3 5
    5X 4 5 4 6 4 5 2 5 3 5
    6X 3 0 3 3 3 3 4 2 1 1
    7X 2 1 1 3 1 0 1 1 1 0
    8X 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0
    9X 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    YX Y0 Y1 Y2 Y3 Y4 Y5 Y6 Y7 Y8 Y9
    0X 0 9 11 14 17 20 22 24 26 28
    1X 31 34 39 45 48 52 55 58 60 62
    2X 65 68 70 70 70 72 73 78 80 82
    3X 84 85 87 85 84 87 87 87 91 91
    4X 93 91 90 89 92 93 93 93 92 92
    5X 93 91 92 90 92 90 84 83 83 79
    6X 78 77 76 73 71 68 65 61 60 55
    7X 51 47 46 42 39 35 32 33 31 29
    8X 26 23 19 17 16 15 13 12 11 8
    9X 7 7 6 5 4 4 3 3 2 1

    右の表は左の表を基にして作られた主Lv毎の事故悪魔候補数であり、言い換えれば"候補悪魔の密度"である.
    従って、この数値に反比例して、任意の悪魔の出にくさが増減するといえる。
    要するに、"候補悪魔の密度"が増えるほど判定可能悪魔が増え、結果として任意の悪魔の出現を阻む(出現Lv幅の狭小化、パターンの消失)可能性が高まる、つまり補正系項目に直結している事が判る。

    続いて候補数を観ていくと、主Lv40台を中心としてピークがあり、主Lv35〜55が85以上、主Lv28〜59が80以上、主Lv22-64が70以上、主Lv18〜68が60以上、主Lv15〜70が50以上、主Lv71以上14以下が急降下といった具合。
    これらの候補数を被判定側の悪魔の立場から観た場合はというと、悪魔Lv40の場合は必ず87以上の候補の中から選ばれ(主Lv35〜55が被判定条件なので)、悪魔Lv33〜44が80以上、悪魔Lv27〜49が70以上、悪魔Lv23〜53が60以上、悪魔Lv20〜55が50以上、悪魔Lv56以上19以下から徐々に降下するといった具合になる。

    ここで総合結果(30位以内)に照らし合わせて確認してみると、候補80以上の悪魔が6体(20%)、70以上が4体(13%)、60以上が11体(37%)、50以上が6体(20%)、50未満が3体(10%)となり、候補50以上の全悪魔の割合は90%に達する。
    一方でLv別悪魔分布によればLv20〜55の悪魔、即ち候補50以上の悪魔は153体で候補悪魔全体(254体)の60.2%である.

    この比較からLv帯における"候補悪魔の密度"がLv毎の悪魔の出にくさに直接影響していることが観測できる.

    番外編"スライム"

    まず、ここで一度スライムの出現条件について再確認しておこう。

    [1]該当悪魔が英雄である.
    [2]"事故悪魔判定"を32回連続でスカる.

    …意外にも条件はこれしかない.
    ではこれらの条件を踏まえた上でLv毎のスライム出現率はどうなっているのか見ていこう。

    まず[1]の条件を満たすには各英雄のLvがそれぞれ54,57,62,66,77であることを踏まえれば、それに対する主Lvが49〜92であれば良いことが分かる。
    とりあえず今回は[1]については問題としない.
    では[2]の"事故悪魔判定を32回連続でスカる"とはどういう状況だろうか。
    これを言い換えれば"候補悪魔以外の悪魔が32回連続で判定される"ということになる。
    また、確率を求める式は、スライム,???は"該当条件は無いが存在する"という仮定で候補全体を256として

    確率=((256-候補数)/256)^32

    となり、ここでも前項で利用した"主Lv別判定範囲内事故悪魔候補数"の表が役に立つ。
    英雄が該当しないLv1〜48,93〜100を対象として出現率はどの程度か計算してみる(百分率,有効数字3桁,以下切り捨て)。

    まず範囲の狭いLv93〜100から

    9353.1%
    94,9560.4%
    96,9768.5%
    9877.8%
    9988.2%
    100100%

    主Lv93の時点で候補はたったの5しか無い為、5割を超える高確率でスライムが出現する。
    更にLv100に達した時点で候補が0となり、スライム以外の悪魔は出現しなくなる。

    ではLv1〜48の方はどうなのか、まずはLv1〜16をご覧頂きたい。

    131.8%
    224.5%
    316.5%
    411.0%
    57.40%
    65.63%
    74.28%
    83.24%
    92.45%
    101.60%
    111.04%
    120.504%
    130.205%
    140.130%
    150.0690%
    160.0435%

    Lvが上がるにつれ候補が増加していくと同時に、スライムの出現率が指数関数的に落ちていくのが見て取れる。
    Lv16に達した時点で約1/2300まで出現率が落ちており、同候補数のLv69の時点ではほぼ英雄条件でしかスライムが出ない事が予想される。
    また、3660回範囲内で実際に観測された条件[2]のスライムは主Lv>50時最低で主Lv77時のものであり、同条件のLv11時の確率は1.04%と現実的な値だ。

    170.0268%
    180.0194%
    190.0139%
    200.00849%
    210.00512%
    22-240.00363%
    250.00257%
    260.00216%
    270.000890%

    更に出現率下降、Lv20(候補数64)で1/10000、Lv27(候補数78)で1/100000を下回った。
    どこまで落ちるのやら…。

    280.000620%
    290.000430%
    30,340.000297%
    31,330.000246%
    32,35-370.000169%
    38,390.0000786%
    400.0000532%

    Lv38(候補数91)で遂に1/1000000を突破、Lv40(候補数93)で約1/1877913に到達、これ以上は下がらない。
    そしてLv49になると条件[1]によりスライムの出現率が突如上昇する。

  • 結論
  • 主Lv範囲スライム出現率
    1-111/100以上
    12-141/100未満
    15-191/1000未満
    20-261/10000未満
    27-371/100000未満
    38-481/1000000未満
    49-991/100以上
    1001(笑)

    出やすさ、出にくさの両面でNo.1の悪魔、まさに外道スライムである。

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